季節に応じた庭木の管理について │ 東京 葛飾区 都内近郊の造園・庭・植木 小林造園

株式会社小林造園

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季節に応じた庭木の管理について

主な庭木の管理やご依頼について最適な時期を季節ごとにまとめました。病気や害虫対策、樹木の美しさを保持するためには、それぞれ適した時期がございますので、ご依頼・ご相談の際の目安、参考にご覧ください。

1月~4月

1月

松(マツ)にするべきお手入れ

  • 日本産のマツ(アカマツ・クロマツ・リュウキュウマツなど)はマツクイムシに弱いので、罹患(りかん=病気になる事)を防ぐため、病原体そのものを防除する樹幹注入剤を冬の間に注入する
  • 薬剤の樹幹注入は、1~2月のマツのヤニが出ない樹液流動停止期間に行うとで、最も確実にマツ枯れを防ぐ事が可能です
  • 薬剤は1回の注入で3~4年は持ちます

冬季に有効な病害虫防除

  • 一部の樹木には、冬季に発生する害虫の防除に薬剤を使用できます
  • ビャクシン類は石灰硫黄合剤を使用いたします
  • カイガラムシ・ハダニを駆除する為、マシン油乳剤を15~20日おきに2~3回の散布を行います。(※マシン油乳剤は登録がある落葉性庭木にのみ使用可能です)

花が咲く樹木のお手入れについて

  • ウメやフジ・モクレン等の花を咲かせる樹木の剪定は、翌年・翌々年に花を咲かせる枝も考慮しながら、花芽が付く位置を良く確認して樹姿を整えます
  • ウメの花芽は短い枝に付くので、長い枝を5~6芽残しつつ切り戻して、樹形を整えます
  • 花芽が余計についているフジやモクレンは、一枝に2~3芽ずつ残して、それ以外を切除すると樹勢維持がしやすくなります
2月

芝を新たに植えるにはこの時期(2月~3月)が最適です

寒肥

  • 完熟堆肥・発酵させた油粕・鶏糞・牛糞堆肥等の有機肥料を根元に埋め込みます。これらの有機肥料は遅効性のため、効果はが5~6月に現れます
  • 寒肥の効用は、木の周囲に溝を掘ることによる断根の効果と、有機質を施すことによる土壌改良など。断根は根に刺激を与えて細根を増やし、土壌改良は腐食質の土壌にして保肥・保水力のある土に変えていく効果があります。
  • 溝掘が難しい場所は、木と木の間に穴を掘る作業を行います。また、通気性を確保する為に埋め戻しは土ではなく、パーライトや木炭等の土壌改良剤を使用いたします。

この時期移植に最適な庭木

  • アカマツ・クロマツ・モミ等の針葉樹と、ウメ・ヤナギ・カエデ・バラ等の落葉樹は、この時期が移植適期となります。
  • 暖かい日を利用して土極め法で植え、支柱の設置や株の周りに藁等を敷いて乾燥を防ぎます。
3月

芝を新たに植えるにはこの時期(2月~3月)が最適です

花木の花柄摘取

  • 花弁だけが散る春咲きサザンカや八重咲きツバキ等は、病虫害の発生源になる残った花柄をこまめに摘み取ります。

ウメモドキ・サルスベリなどの徒長枝切除

  • ウメモドキ・サルスベリ等は、根元にひこばえが発生し易いので、調査の上、発見次第完全に切り取ります

ヤマブキの整枝

  • ヤマブキは放置すると2m位に伸びるので、一般家庭では1m程度の高さに仕立てます。樹高を低く保つには3年以上経過した古枝を根元から切り取って、昨年伸びた枝を80㎝位に切り詰める、という作業を行います。

サルスベリの強剪定

  • 寒さに弱いサルスベリは、厳冬期に手入すると枝枯れを起こすことがあるので、3月上旬~中旬に剪定をします。
  • 剪定は枝の付根が僅かに残るよう短く切ります。強剪定によって切口付近から勢いよく新枝が伸びて、大きな花穂が付くようになります。
  • 太枝の先端に発生した瘤はその都度取り除きます。切口付近から不定芽が発生するので、改めて枝作りを始めます。

笹の刈込に最適な時期

  • オカメザサ・クマザサ・コクマザサ・オロシマザサ等の刈込が可能な時期です
  • 鑑賞価値の半減を防ぐため、古葉を取り除く事で、美観を整えます

移植

  • 移植時期としては大半の樹木が適期となります。
4月

常緑広葉樹の植付

  • 大きさが2m程度までの樹木なら、枝葉を3分の1程度切り取ってから植えます。
  • 大きさが2mを超える樹木は、殆どの枝葉を切り取ってから養生材(菰や藁・幹巻テ-プ等)を巻いて、幹を保護します。
  • 根鉢は大きめにつけて掘り取り、切口には殺菌剤を含む保護剤を塗布するといった処理をおこないます。

移植の準備:根回し

  • 手入が長年放置されている木や根の悪い木、貴重な木等に対しては、安全を期して事前に細かい根を作ってから移植します。
  • 移植の容易な木は、掘取と同様な作業をした後に土を埋め戻して、半年から1年後に移植します
  • 枯木にできないような重要な木は、2年程じっくり時間をかけて少しずつ根回しをしていきます
  • 大きさが2m以内の木は、根鉢の大きさに沿ってスコップを差込んで断根した後、3ヶ月位かけて移植します

開花後の剪定:例)雪柳(ユキヤナギ)の場合

  • ユキヤナギは花後に発生する新枝に花芽が分化して、その花芽が翌春僅かに伸びて一斉に咲く性質をもっているので、花後すぐに伸び過ぎた枝の上芽を残すように切ると、新しい枝が美しく垂れるようになります
  • 剪定は株の中に鋏を差込んで、長過ぎる枝だけを切ります
  • 花が終わり次第、地上20㎝位の高さで刈り込むと、すぐに新芽が伸張して秋までには若々しい株になります

開花後の剪定:例)椿(ツバキ)

  • ツバキは花が終わった直後が整枝・剪定の適期となります。現状より大きくしたくない場合は強く切り戻し大きく育てたい場合は枝先を切る程度に処理いたします。
  • 剪定は葉の付根から5㎜位先で切ります。飛び出した夏枝は秋に軽く整枝作業をします。
  • 6月以降に枝先を切ると花芽を失います

5月~8月

5月

2~3月に施工した芝が青々と揃い始める頃。時期を逃した場合も青芝の施工なども対応可能です。ご相談承ります。

マツ類のみどり摘み

  • 『みどり摘み』は間伸びのしない美しい枝振りにするための作業です
  • 時期は伸びきった新芽の葉が開く前に行います
  • 毎年1本の頂芽の周りに発生する数本の新芽を摘み取ります
  • 上記を放任して伸ばすと、枝元に葉のない徒長枝になってしまいます

花後の整枝

  • 花摘みや花梗の切り取り、枯枝や混み枝及び胴吹き等の無駄な枝を切り取って樹姿を整えます

花木の御礼肥

  • 花木類は花が終わった後にて新しい葉が茂ります。花が咲くと花木はエネルギーを消耗するため油粕・鶏糞・配合肥料等を与えます。

病虫害防除

気候が高温多湿になると病虫害が多く発生しますので下記対策をおこないます。

  • 病気:うどん粉病・もち病・すす病・天狗巣病……などの対策
  • 害虫:アブラムシ・カイガラムシ・グンバイムシ……等、多数の害虫対策
6月

2~3月に施工した芝が青々と揃い始める頃。時期を逃した場合も青芝の施工なども対応可能です。ご相談承ります。

ツツジ類の剪定

  • ツツジ類は花が終わったら早めに剪定をします(遅くても7月中までに)
  • 剪定の時期が遅れると花芽を切ることになり、来年の花が期待できなくなります

ツツジ類の御礼肥

  • 各種花木の花の終わったものは、御礼肥を行います

病虫害防除(カイガラムシ)

  • カイガラムシの幼虫は5月中旬から6月に発生します
  • この時期であればカイガラに覆われていないので殺虫剤が良く効きますが、1週間~10日おきに3~4回散布する必要があります

生垣の刈込

  • 伸び始めた新芽が充実するこの時期に1度刈込を行います
7月

常緑樹の剪定・整姿

  • 樹木の生長が一息つくこの時期に、古葉・細枝・混み枝・胴吹き・ひこばえ等の無駄な枝を切り取って樹姿を整えます
  • 整姿することで通風・採光が良くなり、順調な夏芽の生育や病虫害の予防にも効果があります

病虫害防除

  • この時期にはツツジ類の葉に寄生するグンバイムシ・カイガラムシ・ハマキムシ等の駆除をします

庭木の保護

  • 梅雨明けの乾燥予防対策として、根の浅い庭木には根元に敷藁や敷草を。また根の周囲に水鉢を作って灌水します
  • 今年移植した庭木は、夏が終わるまで忘れず灌水を行います
  • 春に植え付けた樹皮の薄い庭木は、皮焼け予防対策として菰や藁を幹や大枝に巻きつけます
8月

病害虫の防除

下記の害虫発生期につき、各種駆除、対策を行います

  1. フクロカイガラムシ(サルスベリ)・カキカイガラムシ(マツ)は幼虫発生期
  2. アメリカシロヒトリの2回目の発生期
  3. マツケムシは成虫になって葉に産卵して孵化をする時期
  4. サンゴジュの葉に点々と穴をあけるサンゴジュハムシの発生期

カイヅカイブキの整枝

  • 紡錘形仕立ての場合は芽先を指でこまめに摘んで整枝します
  • 玉物仕立ては刈込を最低1年に2回行い、飛び出した徒長枝を深めに切り戻します

イヌツゲの刈込

  • 徒長枝が飛び出して乱れた樹形を9月下旬までに刈込みます
  • 若木の場合、この時期の手入は樹形作りのために重要です

その他の作業

  • 台風による倒木を防ぐために支柱の点検をします
  • 竹や笹類の根の掘り起こしや根絶やしは、最も根の養分を使い果たしているこの時期に行うと効果的です

9月~12月

9月

常緑樹の軽剪定

  • 常緑樹は、この時期に1年の成長がほぼ終了します。 そこで樹冠から飛び出した無駄な枝の切詰や枝透かしで樹姿を整えます。
  • 生垣の場合は、深く刈り込まず軽剪定に留めます

常緑樹の来春に向けた植付・根回し

  • 9月は常緑樹は植付・根回しの適期です
  • 太い木は根回しをせずに移植できます。地上部は幹と太枝以外は強く切り詰めて稲藁か薦で巻き保護し、根鉢もできるだけ大きく掘り取ります
  • 来春に移植する樹木は、この時期に根回しをして細根をよく作っておきます

年内は最後の施肥時期

  • 充実した枝振りと、熟した果実及び来年の花芽も形成されるこの時期に、肥料を与えることで冬の寒さに対する体力や抵抗力をつける作業をおこないます
  • 上記の目的に沿った肥料は、リン酸・カリ成分が多いものや、30~40%骨粉を混ぜた油粕が適しています
  • 化成肥料を用いる場合は、N:P:Kの数字の大きなもの(例・10:10:10以上の配合比)を選びます
10月

夏枝の間引き剪定

  • 枝分かれが増えた夏枝は、樹冠の中に光が入り難くなるので、飛び出た枝を切り戻して間引きます

生垣や玉物等の仕立物を止刈

  • 夏に日焼けした外側を刈り込むことで、内側の枝葉が表面に出て樹形が美しく整って色見も美しくなります

移植

樹液の移動が緩慢になる暖地性の常緑樹以外は、11月下旬までが移植の適期となります。

  1. 針葉樹:キャラボク・カイズカイブキ・ゴヨウマツ・イヌマキ 等
  2. 常緑広葉樹:ツツジ類・キンモクセイ・クロガネモチ・ゲッケイジュ・ツバキ類・モッコク・モチ 等
  3. 落葉広葉樹:ウメ類・エニシダ・コデマリ・サクラ・ニシキギ・レンギョウ・ヤマブキ・ユキヤナギ 等
11月

移植予定の落葉樹に根切り

  • 苗木や低木以外の庭木で移植したい落葉樹は、今月下旬から2月までの間に根切りをしておき、1年後の落葉中に移植します

サザンカの枝透かし

  • 通風採光を良くするために、樹冠の中で貧弱な枝を切ります。また、鶏糞や骨粉等の寒肥を早めに施します

庭木の防寒

  • ソテツ・クス・バショウ・デイコ類・ヤシ類・西洋シャクナゲ・ツバキ等の寒さに弱い庭木は、稲藁や薦等で霜除けをします。その際に南側は開けて、根の周りに広く藁覆いしておきます
  • ソテツは耐寒力を高めるために、葉を切り取ってから防寒します
  • デイコやアメリカデイコは、今年伸びた枝を付根から全て切り取ってから幹や太枝を稲藁や薦で包みます
  • ツバキ・ボタン・バラ等には、地温を保つために地面に黒い草木灰を撒きます

針葉樹の手入時期(1)

  • 赤くなっている古葉を、手で揉み上げるようにして掃除して鋏で芯を詰めます

生垣の手入れ

  • 年末までに枯葉が溜まっている懐や根際の枯枝を掃除します
12月

松(マツ)の揉み上げ

  • 下枝にも日光が当てるために、前年枝の上の葉を両手で揉むようにして落とします
  • 樹勢を強くしたい枝は葉数を多く残し、逆に抑えたい場合は減らします

針葉樹の手入時期(2)

  • 古葉を丁寧に払い落として抜き取る作業を行います

庭木の整枝

  • 形を良くしたい庭木の荒仕立ては、木肌がよく引き締まるこの時期に行います

対応可能地域

本社所在地(葛飾区)を中心に、東京都内近郊30km圏内については見積無料にて随時ご相談承ります。

施工 対応可能地域

東京都 葛飾区を中心に、
足立区、墨田区、荒川区、世田谷区、板橋区、台東区、江戸川区、千代田区、大田区、中央区、豊島区、北区、中野区、江東区、練馬区、品川区、文京区、渋谷区、港区、新宿区、目黒区、杉並区
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